haruchann527527’s diary

2017.8~(10ヶ月間)スウェーデンへ留学🇸🇪 私の感じたことを私らしくブログに 書き残していきたいなと思ってます〜^^

世界が注目する、北欧教育を間近で見て

 

3週間の幼稚園の見学訪問が

今日でラストでした

 

まだ来週提出のレポートが残っていますが、

終わった瞬間のいまの気持ちをしっかり

形に残したい、と思い、

書くことにしました

 

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この3週間の学校訪問は、

ウプサラ大学で、私が履修している

授業の一環です

 

みんなそれぞれ、授業が始まったタイミングで 

希望書のようなものを担当の先生に提出。

 

そして、先生が自身のコネクションなどで

私たち生徒の希望する教育施設へ

行けるよう、手配してくれました。

 

幼稚園、小学校、中学校、

高校、特別学校等々。

 

来週の授業でみんながどんな場所で

どんな発見や気づきがあったのか聞くのが、

とにかく楽しみ!

 

私はたまたま寮から歩いて

徒歩5分の幼稚園でした

 

人によってバスで20分、自転車で20分、、

そこに滞在する時間も受入れ学校の先生

次第なのでまちまち。

 

わたしは、距離的には近く、平均7時間ほど

滞在していたので、長い方でした。

 

朝7時スタートの日もあったり、

お弁当も一応用意する感じだったので、

なかなか最初は慣れるのが大変。

 

 

しかも会話はもちろんスウェーデン語。

自分が全く理解できない言葉が行き交うなかで

何とか子どもたちの会話を聞き耳を

立てて必死でした

 

教員の方も、英語はあまり得意でない人が多め、、

彼女たちにとって英語は、

ふだん使う機会がなさすぎるらしい、

 

出会ったスウェーデン人の学生たちは

ぺらぺらだったので、それもびっくり!

 

無意識にかなりストレスはありました💦

 

 

1週目は特に、

かなり体力的にへとへとでした

 

 

 

これは、実践的な学びですが、

教育実習ではありません。

 

あくまでも学校見学で、

一日の流れを記録したり、

自分にとっての新しい発見などをメモする、

といった感じで、とにかくいろんなことを

吸収してました

 

組織の仕組みが少し違うので

呼び名が変わりますが、

立場的に園長先生の方と、

先生兼教育開発担当の方、

お二人にインタビューもさせて頂きました。

 

 

共通してお話しされていたのが、

子どもたちの

「自尊心」「自主性」

「興味・関心」「多様性への理解」

をとても重要視していると。

 

移民が多い国でいろんな国から子どもたちが

集まっている環境で、

‘違い’を“受け止める”のではなく、

違いを違いとしてあくまでも対等な関係で

“認め合う”“理解し合う”ことに

重点を置いていた。

 

 

 

発言も子どもたちに求める機会が

たくさんあった。

 

何を食べたり遊んだりするときも

子どもたちに選ばせる。

 

水と牛乳どっちがいい?

にんじんときゅうりとサラダ

どれが欲しい?いくつ?

 

 

パズル、絵本、レゴ、動物のおもちゃ、、

基本的に子どもたちの手の届く棚の上に。

砂場出すけど遊びたい人~?など

もちろん提案はする

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強く勧めてやりたがってないことは

基本的にはやらない。

 

 

先生たちが立てたプランも子どもたちの

興味関心次第で変わっていく。

 

子どもたちの想像力を高めるため、

あまりものに固執しない。

どうやったらこれができるかな?

などたくさん問いと子どもたちに投げかける。

 

 

子どもたち自身の“考える”力を養うために。

 

 

 

 

私がずっといたクラスには比較的

男の子が多かった。

 

インタビューでクラス分けについて

聞いてみたが、

明確なルールは設けてないよう。

 

男女比についての質問をしたら、

男か女かでクラスをわけるなんて

とんでもない!!

そんなことをしたらニュースになる。

男女で組み分けをするなんてことは

絶対にしない。

と断言された。

 

国として、男女平等に対する意識は

かなり高いとは思っていたが、

彼女の反応が衝撃的だった。

 

子どもたち一人ひとりを尊重し、

子どもたち自身に“そこにいていいんだ”

と感じてもらうことを

とっても大事にしている。

 

自分に自信を持てていない子がいるのは

あってはならない、

と心からそのことを話している教員の姿。

 

 

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お人形にしても、

性別が判断できないもの。

肌の色も髪の色も関係ない。

 

金髪でくるくるした髪のプリンセスの

絵本とかは置かないようにしてるのだとか。

 

それを理想とさせたら自分の見た目が

気になってしまって、

気持ちが沈んじゃうのは間違っているから。

 

 

 

まだまだ衝撃的なエピソードはたくさんで、

日本の当たり前とされている考え方が

簡単にひっくり返される日々でした

 

 

終わった瞬間に書きたいと思ったのも、

私は見学させてもらっている身なのにも

関わらず、

 

先生たちは、

子どもたちのやる活動の輪のなかに

私も含めてくれていました。

 

私さえも‘そこにいていいんだ’

と感じさせてもらいました。

 

 

慣れてきてからはもはやスタッフの一員に

なったつもりで言葉がわからないながらも

 

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私にできることをお手伝いしたり、

子どもたちに日本語の絵本を読んだり、

お箸の使い方を教えたり、、

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担当してくれていた先生が

たくさん私に機会を作ってくれました

 

毎週木曜の午前中は外へお出かけ

 

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歩いてすぐのところの小さな森へ

 

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近くの遊具のある公園へ行ったり

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博物館行ったり、

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図書館行ったり、、

 

 

幼稚園内でも園庭もあり十分なほどですが、

手を繋いで列に並んで歩く、

それだけでも子どもたちにとっては

大事な経験。

 

ちょっと出かけた先に公共の

教育向け施設がある。

 

 

 

 

 

毎週金曜は、幼稚園にいる子どもたち

全員が集まるお歌の時間があります

 

その時間に、まさかのサプライズ、、

 

きょうはラストの日だったので、

90人の子どもたちの前で、

プレゼントまで頂いてしまいました。。

 

 

私がいたクラスの子どもたちの手形で

作った作品とお花。

 

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スウェーデンの価値観に実際の教育施設で

触れることができただけでも

大きな学びすぎて贅沢すぎるくらい。

 

こんな素敵なものを頂いて、

胸がいっぱいです。。

 

 

この幼稚園はきっとこの先の留学生活も

関わり続けたいな、と個人的には思ってます

 

きょうの最後の打ち合わせで、

またいろいろ落ち着いたら、

来月中旬以降も(頻度はわからないが)

行かせて頂きたいということだけ伝えた。

 

これから冬の季節の過ごし方や、

移り変わっていく中での変化にもとても

興味がある。

 

ここのスタッフの方たちとまだまだ関係を

続けたい、そう思えるいまがあるのは

幸せなこと。

 

 

 

感謝の気持ちも込めてしっかり

自分が見てきたものを

パワポにまとめたいと思う。

 

お世話になった彼女たちの前で

私のここで得た学びを

プレゼンしたいな〜と勝手に^^

 

 

 子どもたちにもなかなか

呼んでもらえなかったはずが、

きょうはなぜか Hej, Haruka〜

と呼ばれるようになってて😂

 

ばいばいもシャイでいつも言わないのに

今日は言ってくれるし、、

 

改めて子どもが好きだと実感、、

 

 

教育者になる予定は今のところないけど、

何かしらでやっぱり子どもに寄り添って

生きていきたい、

 

子どもたちが豊かな生き方ができる環境を

作っていきたい、

 

この3週間を通して、そんなことが

心に残りました

 

すごくすごく貴重な経験。

 

 

スウェーデンに留学を考えてる人がいれば、

ボランティアでもインターンでも

とにかく現場に入って、現地の人と

触れ合う機会必ず作ってください

 

どの国でも同じかも。

実際に入り込んで、

初めて見える世界がすごく面白い。

 

 

 まだまだ北欧の教育から学ぶことは

たくさんで、また現場に入るのも、

来月からの新しい授業も始まるので、

わくわくしています。

 

個人的なことも、北欧教育についても、

これからたくさん発信していくつもりです!

 

興味のあるものだけでいいので

たまにまた覗いてみてください^^